習志野市立習志野高等学校     
~雑草の如く逞しく~
~習志野の王冠たれ~
 

日誌

校長先生の日記
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2018/04/19new

小西校長先生の挨拶

| by t06
ようこそ『習志野高等学校』へ

今年度4月に赴任いたしました小西 薫です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、習志野市立習志野高等学校は、昭和29年(1954年)、千葉県下16番目の市として誕生した習志野市の初代市長であります白鳥義三郎氏が、本校の創設に尽力され、昭和32年(1957年)に県下2番目の市立高校として創立された、普通科と商業科を併設する学校です。今年で創立62年目を迎えます。同窓生の数は、21000名余りにのぼり、千葉県内はもちろん全国でも活躍しています。今年度は、地元の習志野市はもちろん、千葉県全域から327名の新入生を迎え、全校生徒958名でスタートしました。

ここで本校の教育目標をご紹介します。
(1)文武両道の伝統を継承し、豊かな人間性と社会を逞しく生きる力を育成する。
(2)体・徳・知のバランスのとれた人材を育成する。
そのために本校では、生徒の失敗を恐れず何事にもチャレンジする姿勢、「ナンバーワン」を目指すひた向きな努力、「オンリーワン」の志の実現に向けての真摯な努力を大切にし、これまでの伝統を継承しながら新しいものも取り入れた教育実践に努めております。まずは教職員が「範」なり、生徒を導いていきます。

ここで本校の特色を二つ紹介いたします。
まずは進学実績です。昨年度の大学・短大・専門学校への進学率は91.5%で、そのうち四年制大学への進学は77.2%となりました。学校での学習や部活動等を頑張っている生徒が多く、指定校推薦入試等で合格する生徒が多いですが、一般入試でも東京六大学等に現役合格しています。二つ目は部活動です。運動部では、これまで硬式野球部、サッカー部、ボクシング部、男子バレーボール部、男子バスケットボール部、剣道部、柔道部(個人)が全国制覇を成し遂げています。体操競技部、弓道部、ソフトボール部は全国大会で活躍するとともに、女子バレーボール部、空手道部をはじめ、すべての部活動が県内でトップレベルであり、更なる高みを目指し、日々厳しい練習を積み重ねています。文化部では、全日本吹奏楽コンクール大会や全日本マーチングコンテストでの金賞受賞の常連である吹奏楽部をはじめ、美術部、生物部、演劇部、書道部、文芸部、軽音楽部、商業部、茶道部、手芸同好会が、日々一所懸命に活動しています。さて、今年度も、どの部活動からどんな素晴らしい報告がされるのか、今から楽しみです。部活動の活躍に期待しています。

習志野高等学校は、創立当初から脈々と受け継がれてきた「習志野の王冠たれ」「雑草の如く逞しく」「文武両道」の精神を今後も継承し、これからも全国にその名を響き渡らせます。このホームページをご覧いただいている皆さま方の、本校教育に対する一層のご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。なお、中学生やその保護者の皆様には、是非一度、本校に足をお運びいただき、活気に満ち溢れ、生徒が生き生きと活動している学校の様子をご覧ください。

習志野市立習志野高等学校
校 長 小 西 薫
12:44
2018/03/25

3学期終業式 校長式辞

| by kotyo01

 本日で、3学期及び学年が終了します。3月8日には、第59期生の習高生が巣立っていいきました。今年度を振り返り、皆さんは学業や部活動などの高みを目指し続けることができましたか。

 学校としては、授業に加えて、計画された学校行事や地域行事、さらには節目の記念事業などを皆さんの協力で無事終えることができました。特に、習高祭文化の部や体育の部の取組では、地域の方々から多くのお褒めの言葉をいただき、引き続き地元の誇りある学校として応援してくださる言葉も沢山いただきました。引き続き、感謝の気持ちを忘れずに日々の活動に取り組んでください。

部活動においては、過去の習高生に匹敵する優れた実績や成果を残してくれました。進路においては、授業を大切にしながら部活動や生徒会活動等に打ち込み、進路実績では近年にない頑張りがあったとの報告がありました。将来の自分らしい職業分野の就職により近づく為に、卒業後の上級学校受験の中で、現役での合格が困難な学校に敢えて一般受験でチャレンジした卒業生がいました。その代表的な学校として、東京六大学や地元大学の薬学部にも見事に合格したとの報告がありました。普段の授業と部活動等との折り合いをつけるとともに、一番の壁となる周囲からの誘惑に負けることなく受験勉強の時間を確保して願いを叶えました。

このような習高生の文武両道の頑張りが、習高で夢を実現したいとの多くの中学生が、今年も受験してくれました。37日には、4月から新たに習高生候補である普通科265人、商業科82人の後輩達の合格発表を行いました。

改めて、昨年あるいは一昨年の合格発表や入学式の頃の習高への思いを振り返り、その頃の気持ちや決意がぶれていないかを再確認する節目にもしてください。

 さて、学年最後として、先日行われたピョンチャンオリンピックのカーリング競技での印象に残った話題を一つ紹介します。カーリング競技の女子日本代表は、北海道のLS北見の選手5人が大活躍し、見事に銅メダルを獲得しました。帰国して後に日本代表としての報告行事を終え後、北海道での活動拠点での北見市常呂町のカーリーングホールで報告会が行われ時の一コマです。選手の一人である吉田知那美選手が、集まった地元の人たちに次のような挨拶をしました。

「正直この町、何もないよね。私は、この町にいても絶対夢はかなわないと思っていた。だけど、今はこの町にいなかったら夢は叶わなかったな、と思う。」そして会場に集まった大勢の子どもたちを見つめながら、「沢山の夢はあると思うけど、大切な仲間や家族がいれば、夢はかなう。場所なんて関係ない。」と力強く語ったそうです。弱みと思っていたことを、見事に強みに変えた素敵な話でした。皆さんは、この話を聞いてどう思いましたか?

 何事も順調に事が進むことは少なく、自分の努力不足を棚に上げて、物や人の責任に転嫁して、その場のストレスをやり過ごしてしまいがちです。しかし、何かを成し遂げようする時は、多少の環境の不具合があっても、それが自分の成長に課せられた試練として前向きに捉え直した時、そこから見える周りの景色は変わるはずです。結果のすべてを自分が負うという強い覚悟さえあれば、次の一歩が出てくるように思います。

是非、悩んだ時には、立ち止まって目指そうとした原点の気持ちに戻って、覚悟の気持ちの置き所を定め直してみてください。2年生は残り1年、1年生は残り2年、上手くいったこと、上手くいかなかったこと、ことの大小はあれど間違いなく貴重な経験を重ねていると思います。

新年度に向けて、王道の歩みで、ぶれることのない固い決意や強い気持ちで新しい年度の新しい自分探しの旅に向かってください。

  平成30年3月23日
                       習志野市立習志野高等学校
                       校 長  赤 松 茂 顕


20:58
2018/03/12

平成29年度 卒業式 校長式辞

| by kotyo01

        第59回卒業証書授与式 校長式辞

 昼間の吹く風の温かさや天候の変化に、春の便りがそこまで届いていることを感じる季節となりました。本日、習志野市立習志野高等学校第59回卒業証書授与式が、習志野市長 宮本泰介様、市議会議長 田中慎太郎様、教育委員会学校教育部長 櫻井健之様をはじめ、多数の御来賓の御臨席、並びに保護者の皆様、地域の皆様の御列席を賜り、かくも厳粛かつ盛大に挙行できますことは、卒業生はもとより、私ども教職員一同にとりましてもこの上ない喜びであり、心から感謝申し上げます。

  只今卒業証書を授与しました普通科238名、商業科78名の卒業生諸君 卒業おめでとう。保護者の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。諸君達は、3年間の青春を謳歌する中で、本校所定の教育課程を無事終了し,創立60周年の節目の年に伝統ある習志野高校の第59期生として、本日の栄えある卒業を迎えました。それは、何より諸君達一人一人の弛まぬ精進の賜であることはいうまでもありません。一方で、諸君達を温かく見守り育んでくださった御家族、厳しくも慈しみに満ちた熱心な指導をいただいた先生方、さらには先輩や後輩、そして友人の有形無形の支援なくしては成し得なかったことに、改めて思いを巡らして欲しいと思います。ナンバーワンを目指し、オンリーワンを磨くなど、数々の習高生活を通じて他校にはない多くの稀有な価値ある経験を重ねてきたと思います。保護者の皆様にとって、習志野高校での様々な活動を通じてのお子様の成長はいかがだったでしょうか。

クラスや学年、あるいは学年を越えた交流として習高祭などの数多くの学校行事を通じて、多くの先輩後輩同僚などの仲間との交流を重ね、人間味溢れた豊かな心を育み、さらに習高魂を刻み込んだ強い絆が結ばれたと思います。特に人工芝となったグラウンドでの習高祭体育の部の3年生が中心となった応援団による伝統の応援合戦は、仲間の元気を鼓舞する全力パフォーマンスで、圧巻でした。

さらに、多くの生徒諸君が部活動に参加し、運動部においてはトップを目指した活動で、高校日本一に留まらない傑出した成果を挙げるなど、「習志野の王冠たれ」に相応しい足跡を数多く残しました。また、文化部においては地域に根差した活動で習志野高校の魅力を大いに発信してくれました。

 しかし、平和な暮らしに支えられての習高生活が送れた一方で、日本を離れて世界に目を向けると、考え方の違う勢力を排除するような自国主義的な主張や行動から、私達の身近にも思わぬ緊張を強いられる場面が多く表われてきました。将来に渡ってグローバル化された世界で生きる私たちは、不確実な社会を覚悟しなければなりません。

昨年、五歳まで過ごした長崎からイギリスに移住し、激動のヨーロッパで50年以上を過ごした日系イギリス人のカズオ・ノグチ氏がノーベル文学賞を受賞しました。その時のインタビューの中で、『今のヨーロッパはとても不確かであるが、日本は依然として安定した強固な民主主義国家であり続け、西欧からの評価は過去の経済大国から漫画や和食などに代表される文化的な勢力として強く認識されており、日本人としてとても誇りを感じている。』と答えています。  

過去からの歴史的変遷を経験する中で、常に平和を尊び、自分自身の利益を最優先に考えるのでなく、相手方にも相応の幸せを享受できることを考えて行動できる国民性が世界から尊敬される日本人として誇れるところです。

本校においては、毎朝の昇降口での挨拶を交わすことは、その日を清々しく迎えることともに、諸君達の周囲への思いやりの一端を感じる場面でもありました。日常から礼節を重んじ、互いを尊重し高め合う校風が継承される中で、昨年8月の習志野市平和派遣団の一員として3年生前生徒会長の黒川優乃さんが、習志野高校を代表して長崎県において平和の祈りを捧げました。また、ボクシング部やサッカー部も長く朝鮮学校との交流定期戦を行うなど、平和を願う活動の一端を担ってくれています。

先人達が築き上げてきた習志野高校の歩みは、まさに日本の歩みと同じく、ただ勝つだけの成果主義ではなく、多くの仲間と共に地道な努力を重ね、ひた向きな取り組みを通してそれぞれの目標を目指してきた事が多くの応援団を生んできた所以です。

諸君達がこれから直面する多くの難題は、人生をより豊かにする成長ビタミンと心得え、これまで培った習高魂をもって雑草の如く王道の歩みをもって自ら力で切り拓き、日本や世界を牽引する有為な人材として飛躍することを願ってやみません。

結びにあたり、立派に成長されたお子様を保護者の皆様並びに地域の皆様とともに習志野高校を送り出せることを在校生及び教職員一同大変感激しています。そして、卒業生諸君を誇らしく思います。

卒業生の新天地での活躍を大いに期待し、式辞といたします。

 

 平成30年3月8日
                 
     習志野市立習志野高等学校 

                      校 長  赤 松 茂 顕
19:44
2018/02/04

(速報)男子バレーボール・県新人戦優勝

| by kotyo01
 平成30年2月2日(金)・3日(土)・4日(日)千葉県高等学校体育連盟主催の新人バレーボール大会が佐倉市民体育館他の各会場で行われました。
 本校男子バレーボール部は、世代交代の最初の大会を見事に優勝で飾りました。
    先輩たちの代の戦績を超えることを目標に、よいスタートがきれました。新メンバーによる新しいバレーボールスタイルで、来年度に向けて全国優勝を目指します。是非、今後の成長を見守ってください。大会の試合結果は、以下のとおりです。

<1回戦>   vs県立船橋東高校  2-0(25-  7、25-  9)
<2回戦>   vs県立千葉東高校  2-0(25-  9、25-14)
<3回戦>   vs八千代松陰高校  2-0(25-11、25-14)
<準々決勝戦> vs県立八千代高校  2-0(25-15、25-  9)
<準決勝戦>  vs東海大学望洋高校 2-0(25-  9、25-13)
<決勝戦>   vs市立船橋高校   2-0(26-24、25-19)

 優勝:習志野市立習志野高等学校(9年連続29回目)

 *千葉県高等学校体育連盟バレーボール専門部HP:http://www.chiba-hs-volleyball.com/h29/shinjin/shinjinmkk.pdf

18:59
2018/02/02

「レッツゴー習志野」ミュージックビデオ・本日公開!

| by kotyo01

 本校吹奏楽部の動画が本日より全国公開されました。

Lets Go 習志野Official Music Video

https://www.youtube.com/user/narashinocity

演出の異なる30ver.60ver.の2タイプ、迫力の美爆音をご堪能ください。


習高、レッツゴー!

*スマートフォンをお持ちの方は下記デザインQRコードから!!



 


09:42
2018/01/29

弓道・千葉県高校弓道選手権大会(結果)

| by kotyo01
 平成30年1月28日(日)千葉県総合スポーツセンター、弓道場において、千葉県高等学校弓道選手権大会兼国民体育大会一次選考会が行われました。
 本校から出場した在原萌美さん(2年生)は、女子・個人競技の部で見事に優勝しました。
 本大会は、平成30年度の国民体育大会の少年の部の千葉県代表選手を選考する大会の一つですが、国民体育大会とともにインターハイでの男女の団体や個人としての出場に向けた自信となることを期待しています。
21:42
2018/01/29

吹奏楽・東関東アンサンブルコンテスト(結果)

| by kotyo01
 平成30年1月27日(土)千葉県君津市民文化ホールにおいて、「東関東アンサンブルコンテスト」が行われました。本校から、以下の2つの演奏グループが千葉県代表として出場し、見事に2つの演奏グループともに金賞を受賞しました。その中で、<クラリネット四重奏>は、3月21日(水祝)「よこすか芸術劇場」にて開催される「全日本アンサンブルコンテスト」に東関東支部の代表として出場します
 全国大会では、習高サウンドを劇場一杯に響かせてください。


<クラリネット四重奏>・・・金賞 ⇒ 全国大会へ
 矢吹琴美(1年生)、竹下友唯(1年生)、岡本優衣(1年生)、遊馬綺華(1年生)
<フルート三重奏>  ・・・金賞
 藤 遥奈(2年生)、桐山夕楓 (2年生)、水流綾香(2年生)


*東関東吹奏楽連盟(東関東アンサンブルコンテスト
  http://www.hksuiren.gr.jp/ensemble/2017-result.html

21:30
2018/01/14

3学期始業式 講話

| by kotyo01

新年おめでとうございます。学校としては、新年及び3学期のスタートです。

「一年の計は元旦にあり」という言葉がありますが、年頭に当たって、今年一年の目標や計画を立てることは、スタートにおいて大事なことです。そもそも、どこに向かって行くのか、ゴールを見定めていないと良いスタートはきれません。自分なりの今年の目標を立てて良いスタートをきりましょう。

 さて、今日は日本ハムファイターズの大谷翔平選手の話をします。日本のプロ野球からアメリカのメジャーリーグへ移籍することが決まりました。彼は、日本のプロ野球で投手と野手の二刀流を漫画のように実現し、日本ハム球団の日本一にも大いに貢献しました。当初、プロ野球をなめているなどの批判を多く受けましたが、努力を重ね、結果でその批判を跳ね返しました。

彼は、できるかどうかを迷うのでなく、やるのかやらないのかという覚悟を自分自身に問いかけたそうです。こうあるべきだ、あるいはこうでなければいけないという既成概念や思い込みは、前を進む力を減退させます。やりたいことがあれば、実現できるように自分自身の環境を整える努力を徹底して行うことを、彼は行動と結果で示してくれました。彼の取組の成果は、これまでの日本のプロ野球の価値観を大きく変え、可能性とは本当に無限であることを私たちに実際に示すとともに、大きな感動と勇気をも与えてくれました。

今年のメジャーリーグでの二刀流への挑戦は、野球の本場の価値観も大きく変えてしまうのではないかと思わせ、今から楽しみでなりません。私が子供の頃に読んだ漫画「巨人の星」の中では、メジャーリーグのオズマという選手の桁外れのパワーとスピード、そして並はずれた体格が、とても日本人が叶うものではないように誇張して描かれています。しかし、今では多くの日本人がメジャーリーグで活躍する姿を見た時、堂々と世界と渡り合う日本人の底力を感じます。思いを強く持つことで、夢は正夢となる。この言葉は、大谷選手を育てた日本ハム球団の栗山監督の言葉です。

3学期は、1年間の習高生活の総まとめでもあり、進級や卒業の上で重要な学期です。それぞれの習志野高校での夢への思いや志が弱まっていないか、決意や覚悟に揺るぎがないか、目標をしっかり見定め、その実現に向けて全力で努力して欲しいと思います。

 平成30年1月9日
                        校長  赤 松 茂 顕


18:09
2018/01/05

2018春高バレー(速報)

| by kotyo01
 平成29年1月4日(木)から東京体育館において、全日本バレーボール高等学校選手権大会が始まりました。本校男子バレーボール部は、1回戦はシードされて5日(金)の2回戦から登場しました。初戦は、福井県代表の北陸高等学校と対戦し、残念ながらセットカウント0-2で敗れました。持ち味の多彩な攻撃、伝統の攻撃的なブロック、そして粘り強いレシーブなどが上手く機能しませんでした。
 8月山形県で行われたインターハイ第3位、9月愛媛県で行われた国民体育大会少年の部第5位などの実績から、今大会での活躍が大いに期待されましたが、勝負の厳しさを味わった一戦となりました。3年生を中心とするこれまでの頑張りが薄れるものではありません。この悔しさを、後輩たちの新チームが来年度の全国大会で晴らしてくれることを大いに期待したいと思います。
 ここまで熱烈に応援してくださり誠にありがとうございました。








21:13
2017/12/23

2学期終業式 講話

| by kotyo01

平成29年(2017)は、残すところ10日となりました。

今学期も習志野高校にとって、盛り沢山に色々な出来ごとがありました。9月の習高祭の文化の部・体育の部、11月の学校創立60周年記念式典、さらには各部活動の全国や千葉県レベルの大会などでは多くの頑張りと活躍がありました。特に、高校年代を越えた日本一を決めるボクシング及び柔道の大会への推薦出場では、堤君の優勝や市川君の5位入賞は、驚きの結果として多方面から高い評価を受けました。

このような結果は、過去に遡って昭和43年に、レスリング部の当時の3年生で10期生の磯貝頼秀(よりひで)さんが全日本選手権大会73kg級以上に出場し、大学生や一般のオリンピック候補選手を破り、見事に優勝しました。そして、日本のレスリング史上でも例をみない現役高校生としてメキシコオリンピックに出場したとの記録が残っています。 

さて、12月1日に「2017年度のユーキャン新語・流行語大賞」の結果が発表されました。年間大賞には、皆さんの方がよく知っている「インスタ映え」と「忖度」が受賞しました。「インスタ映え」は、画像SNSInstagram」に投稿した際に映える商品や行動を意識すること。「忖度」は、国有地売却問題から「人の気持ちを推し量って先回りの行動を起こす」という意味合いで世の中の注目を浴びる言葉として多く登場しました。 

ここで、「忖度」について、本来の意味を考えてみましょう。流行語大賞では、少し悪いイメージの言葉として表現されていますが、「忖(そん)」という字は、りっしんべんの「心」と長さを図る「寸」という字が組み合わさり、転じて「心をはかる」、「他人の気持ちを推測する」、そして「度(たく)」は、「蓆(むしろ)と手で広げる」の漢字の組合せで、蓆を広げて長さをはかることを表し、併せて「基準となるもので他人の心をはかる」という意味になります。元々は、推測した結果の行動までの意味はありませんでした。今回の流行語大賞では、上位の立場の人が困らないように周りの下位の立場の人が先回りをして、特に行動に移してしまう意味として強く印象付けられてしまいました。

人は、何故「忖度」するのでしょうか。あなたは「忖度」しますかと尋ねられたら、どう答えますか。朝日新聞デジタルアンケートで、以下のような回答があったそうです。多い順に、「周りとの関係をよくするため」、「相手への思いやり」、「組織・集団におけるならわし」、「しないとことが進まない」、「言われて動くより気分がよく、効率的」、「しないと立ち場が危うくなる」、「評価されたいから」です。どの回答が一番近いですか。

  はっきりとした意見や行動を控え気味にする日本の国民性を代表する言葉でもあります。本来の意味の「忖度」は、対等な人間関係における日常生活では、潤滑油の役割を果たし、なくてはならないものだと思いますが、ピラミッド型の権力構造や力関係においての「忖度」が働けば、上の立場の人が自分の意思に基づく権力や力を無責任に行使することに繋がります。無言の圧力でしょうか。注目を浴びた政治の世界において、権力を行使する人が責任を負わなければ箍(たが)が外れて国民に被害が及ぶことになります。

実は、私達の身の回りにおいても、高い目標の実現や結論ありきの結果を出さなくてはいけない場面で、よく起こりうることです。切磋琢磨しながら人と人が繋がり、思いを共有する上で、忖度することは、信頼関係を深める上でとても大切なことです。しかし、自分だけの利益を追求するだけの自分勝手なことであったり、互いの幸せや励みにならない「忖度」に、さらに行動が加われば百害あって一利なしです。創造力を鍛えることは、とても大事なことですが、使い方を誤ると大きなトラブルに発展してしまいます。この機会に、仲間との良好な関係構築や問題解決への発言や行動について、相手の気持ちを推し量るという「忖度」という視点で、是非点検してみてください。 

終りに、3年生諸君へのお願いです。私のもとには、調査書の発行や上級学校からの合否などの連絡が届いている状況から、多くの3年生の進路が決まってきていることを承知しています。これから一般受験で上級学校を目指す諸君もいます。引き続き、学業を愚かにせず、これまで以上に学びへの意欲を強く持って、残りの習高生活を大切にしてください。その意識を強く持つ為にも、冬休み中に近隣の図書館に足を運んでみてください。読書に励んで欲しいことと、同年代の高校生がどれほどの時間をかけて受験勉強に打ち込んでいるか、その雰囲気も是非のぞいてみてください。上級学校では、一般受験を突破してきた学生のレベルに合わせた授業が行われます。始めからつまずかないように、準備怠りなく4月を迎えられようにしてください。 

今日は冬至です。運気の上がる南瓜を食べ、ゆず湯に入って、それぞれの夢の実現に向けての足がかりとなる有意義な冬休みの始まりとなることを願っています。新年の1月9日の始業式には、元気な笑顔で再開しましょう。


  平成29年12月22日
                       習志野市立習志野高等学校
                       校 長  赤 松 茂 顕

14:58
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